私は24歳で就職し、約16年間会社員として働いてきました。
20代の頃は、粉骨砕身、読んで字のごとく身を削って仕事をしていました。
現在30代も終わりに近づき、会社員として仕事をするということに対して以前より客観的に見ることができるようになったと思います。
そして、40歳を目前として、会社員として働くということ、そして今後どのように会社と付き合っていけば良いのか、考えたことをまとめました。
会社員として働くということに、何らかの迷いを感じられている方にもおすすめの記事となっていますので、今後の人生戦略を一緒に考えていきましょう。
仕事が心底嫌になった人の人生戦略を考える
まずは、会社員として雇用主に雇用されるということはどういうことか考えてみましょう。
①自己実現(自己成長)と仕事が重なる部分を見つけて、仕事を自己実現(自己成長)の場として考える
②自己満足と仕事が重なる部分を見つけて、仕事を自己満足の場として考える(例えば必要以上の競争欲や昇進欲など)
③仕事はお金をもらう場と割り切って考える(時間の切り売り)
度合いの大小はあれど、会社員であれば、これらのうちのどれかを選んで仕事をしている人が多いのではないでしょうか。
それは、雇用されるということ=仕事を作ってもらう(仕事を与えてもらう)、または仕事をする場所を与えてもらうということであり、語弊を恐れずに極論すると、お金が必要ではあるが、お金を自分で生み出せない人が、生活するために自分以外の誰かを頼るということではないかと思います。
そのような状況にあっては、当然、雇用する側の方が雇用される側の方が力関係は上ということになります。
次に、前述した①自己実現と②自己満足について、いわば仕事をする原動力がなくなってしまった場合どうなるのか考えてみましょう。
①自己実現(自己成長)と仕事が重なる部分を見つけて、仕事を自己実現(自己成長)の場として考える
⇒仕事から自分が成長できることがなくなってしまったら、または学べることがなくなってしまったらどうなるのか?
②自己満足と仕事が重なる部分を見つけて、仕事を自己満足の場として考える
⇒自己満足、例えば出世と考えるのであれば、出世コースから外れてしまったらどうなるのか?
- 我慢して続ける
- 部署異動または、転職、働き方を変えるなど環境を変える
- ③の仕事の仕方、つまり割り切って仕事をする
となるのではないでしょうか。
いずれにしても、理想的な状態とは言い難い状況であり、仮に部署異動や転職などをしたとしても、いずれ同じ状況になることは想像に容易いことでしょう。
仕事はやらされるものではなく、主体的にやるということ
では、「①自己実現」「②自己満足」「③お金のためと割り切って働く」という働き方以外の選択肢を作る方法はないのでしょうか。
その方法は、お金のために働かない状況を作るということでおおむね解決します。
具体的にいうと、
- 給料のために働くのではないという考え方を持つ
- 給与所得以外の収入源を持つ
ということになります。
「給料のために働くのではないという考え方を持つ」というのは、例えば、「働くことは社会貢献だという考え方」を持って働くということになります。
「人の役に立ちたいから働く」というのもそれにあたります。
次に「給与所得以外の収入源を持つ」ということをさらに具体的に見ていきましょう。
例えば
- 投資系(不動産、株式、FX、暗号資産、太陽光発電等)
- 副業系(ライター、せどり、データ入力、プログラミング等)
など、ほかにも色々あると思います。
会社員だからことできることもある
さほど給料が高いとはいえない会社に務めている私は、自分と自分の家族のために、2019年から資産運用の勉強を始めました。
私の場合は、資産運用を学ぶにあたって様々な本屋ブログで紹介されていた以下の3冊から読み始めました。
これらの本は、マネーリテラシーを高めてくれる本であり、資産運用に対して偏った思い込みがある方は読んでみても良いかもしれません。
- 金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
ロバート・キヨサキ 著 筑摩書房 刊 - ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣
本田健 著 大和書房 刊 - バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
ジョージ・S・クレイソン 著 グスコー出版 刊
私の場合は、米国株式へのインデックス投資をメインに資産運用をしていますが、資産運用についてある程度理解ができるようになってくると、仕事について客観的に考えることができるようになりました。
私の場合はこんな感じです。
- 効率な業務に対してのやる意味
- 家族との大切な時間を削ってまで残業
- 休日出勤する意味
- コロナ禍にコロナに感染するリスクまで負って出勤する意味
- 働かない人に搾取される不合理さ
- やりたくもない仕事に人生の貴重な時間を費やす意味
- 顧客の身勝手で理不尽な要求に対しても会社員として自分の考えと正反対の対応をする意味
- 今の会社にしがみつく意味
そして、確信しました。
それは、「会社員と資産運用は相性がすごくよい」ということです。
株式投資の場合、専業トレーダーだと、稼がなくてはならないというプレッシャーと、稼げない時期がどうしてもあるということ、また、一日中チャートを見ていないといけないということが、私の性格上合いません。
しかし、会社員という安定した収入を得られる立場にいながら資産運用をするということは、波がある資産運用においても精神的に健全でいられるということ、また、インデックス投資だとチャートは基本的1日に何度も見る必要がないということです。
結果、第④の選択肢として「仕事を楽しむ」という選択肢を新たに持つことができました。
まとめ
仕事をしている時間は、人生の時間の中でもかなりの比率を占める人が多いです。
仕事を楽しむという選択肢を持つことができるというのは、人生を楽しむというチケットを手に入れたのと同じです。
お金に縛られる人生はマネーリテラシーを持つことで卒業できます。
お金に対する正しい知識を持ち、楽しい人生を謳歌しましょう。